インド最後

今日はインド最後の一日でした。
ボンベイは観光するところが無いので映画を観に行ってました。
チャックデ！という今時スポ根の映画。
失脚した元スター選手が、女子ホッケーのコーチとして世界一を果たすというベタベタストーリー。
でも面白かった。
ここで得点して、ここで追いつかれて、という筋が読めまくるストーリーだったのですが、それはそれでエンターテイメントとして面白い。
絶対ハッピーエンドだから安心して見られるし。

ちなみにインド映画は２時間半から３時間が基本で、かなり長いので一度５分程度の休憩が入ります。
そして観客はただ見ているだけでなく、得点をするたびにヒュー！イェイ！と大騒ぎ。
楽しそう。
そして筋は愛国心溢れる＆白人コンプレックスの見える筋が多いです。
（白人をやっつける、という話が多い）
美男美女はあんまり出てこない。
演技というよりは演出。
でも面白いです。

そしてインド最後の夜なのでちょっと張り切ってレストランで食べました。
タンドリーチキンとバターナン。
デザートにフルーツ。
これにジュースも付けても155ルピー（450円）。やっすい。
そしてこのタンドリーチキンが絶品！
インドのご飯は南にいくほど美味しくなるというけど、確かにそうかも。
この旅で食べたインド料理の中ではダントツ一番でした。
美味しかったー。チキンの味が濃くて…。

さて、インドもなんだかんだで終わりです。
インドに来たのがちょうど１ヶ月前だったから、ネパール込みでちょうど１ヶ月いました。
いやー、面白かった。
また来たいなー。
中国の後だったので、インド人の個性も許容範囲内でしたし。
というかまだ話せば分かるように感じました。
中国人とは分かり合えそうになかったけど。
ただ、女性一人だと行動が制限される面の多い国ではありますので、次は複数で来たいと思います。

追伸。
ブログに写真が載せられないので、近況報告がてら中国からインド、ネパールにいたるまでの写真を載せました。
しばらくしたら削除しますが、よければご覧下さい。
http://briefcase.yahoo.co.jp/bc/cookie_and_poko/

全部すっぴんで汗まみれなので汚らしいのですが…。

うち１つの動画は、ガンジス川に飛び込んでる動画です。

インド＆ネパールまとめ

気付けば全然日記を書いていませんでした。

ので、ちらちらとやったことと印象に残ったことだけ書いてみます。
すごく長くなる予定なので、流し読んでください。

8/1～8/10
インドのバラナシというところでのんびりしてました。
ボランティア、ヨガ、ガンジス川で水遊び、読書など…。
流星ワゴン、手紙、落下する夕方、破戒という本を読んでました。
出会った日本人がとても面白く、毎日その人たちと遊んでました。
例えば、大学在学中に中国株で当てて塾を開講したけど騙されて今は全部の借金の返済が終わった逞しい大学生。
灘高→京大ストレートの生粋の天才肌の18歳（世界一周中。大学は休学中）。出発して３ヶ月で既に英語がペラペラ＆ハングルも３時間やっただけでもう読めるようになったらしい。すごい。
他にテレビ関係の仕事だった人や、アクセサリー職人、英語の先生のアメリカ人、楽器を習っているエリート韓国人などなど。
刺激的！

8/11～8/16
ネパールのカトマンズにいました。
毎日雨。
もちろんヒマラヤも見えず。
そこで出逢った人たちも刺激的でした。
フリーの大工、大学休学（というかヒッキー）、六本木のダンサー、旅行始めて３年目（タイ語ペラペラ）の人とか。
つーかみんな麻薬やってた。
私は麻薬はしないことにしてるけど、私以外ほぼみんなやってた…。
みんなでレストランに行くっつってたのに１人だけ遅れたから「なんで？」と聞くと「一回分買ってやってきた」とか。
他にもブラジルで指名手配中の人の友達とかいて、もうめちゃくちゃ。
旅行資金に詐欺をしてた人もいたし。
日本に居たら絶対交わることはなかっただろうなー。

一晩寝たら治ったけど、この旅初の発熱（37.5度）もあった。インドの暑さとネパールの涼しさによる風邪。

ネパール、雨だったけどインドとは違う文化に触れられて良かった。
美味しい日本食、可愛い雑貨、穏やかなネパール人、が印象に残ってます。
でもインドへの帰り、バスで１２時間揺られて夜に国境に着くと「橋が雨で落ちた」という衝撃事実を聞かされ、その場に居たヨーロッパ人４人と急遽ジープを借り切って列車駅へ３時間。
途中の道で野ぐそ中のインド人数十人を見る羽目になる。
その上動物が道にたくさんいて、うち１匹猫を踏んじゃった…。
ああ…。
列車もろくに寝る時間も無く早朝バラナシに到着。
陸路での国境越えは何でこんなにきついんだろう。

8/17～8/18
バラナシでヨーロッパINのための準備。
バラナシ、お名残惜しい。

8/19～8/22
列車で1000kmほど移動して、世界遺産のエローラ石窟寺院、アジャンタ石窟寺院を見学。
…するつもりが宿に行く途中で犬に噛まれてかなり焦った。
インドは狂犬病大国で、狂犬病患者の８割がインドに集中しているのです。
そして狂犬病は発症すると致死率100％の恐い病気。
狂犬病に感染した犬に噛まれることで感染します。

わー。

急いで私の契約している海外旅行保険と提携している医者に連絡。
傷口が無いなら確実に感染しないとのことだったので一安心。

そしてバラナシでのぐだぐだはどこへやら、毎日アジャンタに行ったりエローラに行ったりと精力的に動いてました。
エローラは流石に良かった！
エローラは奥行き81メートル、幅47メートル、高さ33メートルの岩を削って100年かけて作られた石窟寺院です。
寺院が全部彫刻ってすごい！！

それに途中のデカン高原もとってもよかった。
どこまでも続く草原。
こういう場所から文明が始まったんだなと思う。

こういうのはアフリカ行かないと見れないと思ってた。

最終日、ついでにサーカスも見た。一番いい席で300円。一番後ろだと90円。
なぜか白人が２人居た。そしてぐだぐだだった。
でも命綱がなく、そこが日本と違っていたので結構興奮しました。
面白かった。

8/23～24
インド第一の都市、金融の中心地ムンバイ（ボンベイ）。
人口はなんと9575万人。もうちょっと詰め込めば日本の人口と並びます。
ひえー。

ここは観光する場所が無いこともあり、１泊だけして、明日のイギリスINに備えています。

ヨーロッパ入りしたら、ネットカフェは「宿に無料のネットがあれば」になります。物価が高いので…。
ので、日記もほとんど無理そう＆メールも返すの遅れそうです。
でも、どこなのコムは出来るだけ更新する予定です。

そろそろネパールへ。

まだバラナシにいます。
8/1からだからかれこれ10日居たことになる。
1つの都市にこんなに居たのは初めてです。
でもそれが自然だったんだよなー。
バラナシというのは不思議な魅力のある都市で、周りの人に聞いたら滞在予定をオーバーした人ばかり。
4日の予定が3週間、など。
私もあと1ヶ月でも余裕で居られます。

でもそうしているとキリがないので、明後日の朝にネパールのカトマンズに向かうことにしました。
ただ、やっぱり後ろ髪ひかれまくり。ほんとはもっとバラナシに居たい。

バラナシのどこがいいのかというと、満ち足りた毎日を送れるところ。

お腹空いたらみんなでご飯食べに行って、
のんびりしたい時はガンジスの風に吹かれながら読書して、
買い物したければ近場でインド雑貨をひやかして、
刺激が欲しければ祭りに行って、
何かしたい時はボランティアに行って、
話がしたければ同室の人と話して、
運動したければヨガをして、
遊びたい時は子供達と遊んで、
すっきりしたければシャワーに入る。

他の都市にありがちなクラクションなどの雑音もないのもいい。
小学生の時の夏休みというのが近いかもしれない。

月並みだけど時間がゆっくり流れていて、誰でも否応なくそれに合わせざるを得なくて、それがいい感じ。

日本だとぐだぐだしてたらなんかもったいない気分になるんだけど、そういうこともない。
同室のみんなも経験豊かで個性的。話をしているととっても楽しいです。
「マンゴー買ってきたよー」という話題で盛り上がれるのも平和。

バラナシは文句なく大好きな都市になりました。
満ち足りた毎日ってこういうことかーと実感。

ネパールはどんなところだろうなー。

バラナシすごい楽しい

今バラナシに居ます。

いやー、すごく楽しい。
やばい。
バラナシで楽しい人とかは大体麻薬やってる人とかなんかなというイメージあったのですが（すいません）、全くそんなことない。

バラナシに行くまでの列車でアメリカ人のロアンと出会い、以降一緒に色々行動しています。

そして宿が一緒になった人たちがすごくいい人たちで、普段は集団行動苦手なのにそれが全然苦にならず楽しい。
昨日はこっそりビールを買いに行ったりして遊んでた。
そしてビールまずくて残して笑ったりして。
学生のノリ。うわー楽しい。

そして心配していたほど人も治安も悪くない。
日本語で話しかけてくるけど、普通にバイバーイ、って別れたりしてくれる。

まぁもちろんジャンキーはたくさんいて、道を歩いていると「ハッパ、マリファナ」と声をかけられます。
ちなみに女より男の人のほうが圧倒的に声をかけられる。
目がどこを向いてるのか分からなくて怖い。
一泊目の宿にもマリファナをやってる韓国人男性が来て、ひと悶着あった。
普通のゲストハウスオーナーはハッパ吸ってる人に怒るみたい。
理由を聞いたら「うちの宿で死ぬかもしれない」とのこと。なんかビジネスライクだな。

子供は写真が好きで好きで、「フォト、フォト」と舌っ足らずな声をかけてくる。足踏みしながら。
可愛すぎ。

物乞いもあんまり見ない。
物売りも居るけど、ポストカードや花を5ルピー（15円）くらいで売ってる方が多い。

それに大人の物売りの人も、結構ジョークを分かってる感じで、笑うと物売りを忘れて笑い返してくれる。

そして町並みが面白い。ちょっとヴェネツィアっぽい。（言いすぎ？）

ボートに乗ったり、ヨガに行ったり、ボランティアをしたり、ヒンドゥーの祭りに行ったり、アーユルヴェーダしたりと充実した日々を過ごしています。
ボランティアが思ったよりも楽しい。
今日はペンキ塗りをしたんだけど、やってるうちに本気になってきて、バラナシを出発するまでにマザーハウスをキレイにしたくなってきた。
白いペンキ、自費で買おうかなぁ。

ただ、今まで出会った日本人は半分くらいの割合でデリーの旅行会社に連れて行かれ300から1000ドル程度のツアーを組んじゃってます。
思ったより高い確率。
気をつけないと。それかツアーのほうがいい国ではあるかもしれない。

あと今泊まっている日本人宿は、日本人以外は入るのも見るのもお断りらしい。
ロアンが移ってこようとしたらめっちゃ拒否された。
ちょっとやりすぎな気も…。でもまぁ居心地はいいねんけど。

そして同じく今泊まっているドミトリーに東大生がいるのですが、「レイプしたことあるよー」と気軽に言っていたので昨日軽く眩暈がしました。
こんな人に日本を託して大丈夫なのでしょうか。
インドで一番びっくりしたわ。
インド人じゃなくて日本人にびっくりしたわ。

この件以外は楽しすぎる毎日を過ごしています。
バラナシ最高です。

死体（バラナシは有名な公開火葬がある）も見ました。
1時間くらい見てた。
死体がよく焼けるように、火葬職人が死体を折ったりかき混ぜたりするシーンにちょっとショックを受けました。

あと、ガンジス川でバタフライもしました。
日本の某アイドルが5日前に来てたらしい。
数人に「汚い川には気をつけて」と注意された（多分ガンジス川のことを言ってたんだと思う）んだけど、すみません。
でもすぐシャワーに入ったし目薬もしたし、問題なかったです。
インド人とも遊べたし。

インド、怖いくらいトラブルに遭ってない。
おかしいなー。デリーのホテルで約束を反故にされたくらいだ。
なんか楽しい国です。ここ。

インド、スピードアップ

アグラでタージマハル見てきました。
綺麗だったー。

ほんとは２日後の列車だったんですけど、当日のうちにバラナシに移動することにしました。

んで、バラナシからネパールのポカラ、カトマンドゥと移動します。

そしてカトマンドゥからムンバイまでは飛行機で飛びます。
インドの列車は治安悪いし時間かかるから飛行機の方がいいかなと。

これでインド滞在延長なしで8/20にはイギリスに飛べそう。
バラナシではボランティアしてみるかも。
んでネパールではサファリしてみるかも。

とりあえずそんな感じです。

ちなみに今朝アグラに列車で着いた瞬間、精神障害を患っているとおぼしき老婆が、口を大きく開いてこちらに向かってきました。
すごく怖かったです。