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世界一周についての報告書です。 2007/05/06に日本を出発し、2008/04に日本に戻ります。 行き先はアジア→ヨーロッパ→中東→アフリカ→南米→北米→日本です。
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10日ほど更新期間が空いてしまいました。
全然近況報告出来てない。ご心配かけてすみません。 
この10日間なにをやってたかというと、前の日記でもチラッと書いたとおりベトナムを縦断してました。
ダナン(ベトナム中部)→(1000km)→ 
ホーチミン(ベトナム南部)→(1000km)→ 
ホイアン・フエ(ベトナム中部)→(1000km)→ 
ハノイ(ベトナム北部)→(500km)→ 
サパ(ベトナム最北端)→(500km)→ハノイ 
という4000kmの移動をしてました。 

ベトナムに入国してからベトナムでは11泊したのですが、うち5泊が車中泊(列車・バス)。
何やってんだろう。

しかも友達は仕事が忙しい中有休を使ってわざわざ来てくれたのにこの有様。
リラックスして頂けたでしょうか。 という訳でネットを使う時間がありませんでした。

今は時間があるのでベトナム縦断の様子を振り返ってみたいと思います。 

6/22 
列車は無事にお昼に着き、3ドルのドミトリーにチェックイン。
そしてホーチミン市内を一人で散策。
ホーチミンはもう4回目なので慣れたものです。

と言ってるそばから途中で道に迷いました。
迷ってるうちにお腹が空いてきて、いい匂いのする食堂でベトナム風冷やし中華とマンゴーシェイクを頼んだ。
めっちゃうま!二度と行けない幻の名店でした。
そしてなんとか知っている道にたどり着いて、ホーチミンの一番の目的である食器を購入。
 Minh Long(ミンロン)というベトナムの食器メーカーが私的にストライクなのです。
(メーカーページhttp://www.minhlong.com/。このLotusシリーズってやつ。)

去年も購入したけど今年も購入。

そしてこれから始まるベトナム縦断のために列車やバスのチケットを取ったり、明日来てくれる友達のお迎えに使うタクシーをチャーターする交渉をしたり。
そうこうしているうちに夜になったので就寝。
変わってないなーベトナム。タイはもっと近代化してたのに。

 6/23 
昨日は宿に置いてある赤川次郎をつい読破してしまったので、ちょっと遅めに起床。
赤川次郎、中学生のときによく読んでたけど、トリックが穴だらけなことに25歳にして気付いた。
おそっ。
赤川次郎は書き始めてからストーリーを考えてるというのは本当なのかも。

お昼過ぎに空港で友達をお迎え。タクシーチャーター(往復15ドル)だったのでらくらく。
でも友達は飛行機が30分早く到着したようで、ちょっと待たせてしまいました。ごめんね。 

ホーチミン中心部の中級ホテル(37ドルくらい)にチェックインしてホーチミン市内でお買い物。
私の買った食器も引き取りに行ったのですが、私の買った食器を持って帰ってもらう予定の友達は笑顔が固まったまま無言でした。(買いすぎました。すいません。) 

でもミンロンの従業員(男)さんの芸術的な包装により、持参のバッグにいい感じに詰めてもらえました。
「だんな様にスカウトしたいね彼。」と帰り道で言い合ってました。

 日本で買ってきてもらったアイポッドに感動しつつ、お互いの近況も話しつつ就寝。


 6/24 
お互いホーチミンに来すぎている&街に特に変化がなかったので、なぜか市場や中国人街などをぶらぶらしてました。
市場ではお昼ごはんも食べました。
友達が、後ろから手を出してきた乞食(?)を店員さんと勘違いしてお金をあげてしまいショックを受けてました。
2日目の洗礼にしてはきつかったかも。 

ちなみにベトナム人はよく触ってきます。
特にシクロ(人力車)の運転手はよく「シクロー」と言いながら肩などを触ってきます。
宿に帰って、自分の肩にシクロ運転手の黒い手形を見たときにはちょっとゾクっとしました。 

そして夕方にベトナム統一鉄道の寝台列車に乗って就寝。

ベトナム中部のダナンまで1000kmの移動で4000円くらい。
ベトナムは列車が高くてぼろい。でも結構熟睡していた友達。さすが私の友達だなー。


6/25
 お昼にダナンに到着。
ダナンから40kmほど離れたホイアンという世界遺産の古都に向かうのですが、バスの停留所が遠く&分かりにくいためタクシーを利用。
駅を出て10人以上のタクシー運転手に囲まれたのでその中からチョイス。
二人で8ドルと言っていたのが最安値だったのですが、信用できないかなーとメータータクシーをチョイス。
でもメータータクシーだと20ドル以上かかりました。(バスだと50円)軽く失敗した。

 でもスムーズにホテルまで行けたので時間の節約という意味では大正解。
ちなみにベトナムの紙幣は切れていたり汚れていると使えないのですが、切れていた紙幣をタクシーの支払い受け取ってもらうことに成功。 

ベトナムに着いた人はその日から国民全体が相手のババ(不良紙幣)抜きに参戦することになります。駆け引きが楽しいですよ。
ルールは、受け取った瞬間に指摘できないとアウトで、受け取ってもらえたらセーフ。 

ホイアンではすばらしいホテルにチェックインしてました。 
45ドルのフランス風ミニホテルで、部屋の至る所に花がちりばめられてあったり、ウェルカムフルーツやジュースがあったり、調度品が素晴らしかったり、スタッフの対応がきめ細やかだったりと、快適に滞在できる。

ここのマネージャーの英語はベトナムで一番きれいだった。 

ちなみにベトナム人の英語は発音が独特なので、英語で筆談する羽目になることが多々ありました。「Back」が「バイッ」
「Without」が「ウィダッ」 

ホイアンには去年も来たのですが、欧米人旅行者が増えたせいかバーが多くなっていて、大音量での音楽が鳴らされている場所も増えて、「古都」というのにはちょっと、といった感じでした。残念。
 でもワンピースをオーダーメイドしてもらったり、地元の祭りでゲームをしたりと楽しく過ごせました。 
ホイアン名物のごはんもめちゃうまい。

 6/26 
早朝にツアーバスに乗り込んで120km北のフエに4時間かけて移動しました。
途中でビーチに寄ったのですがそこに謎のステージがあったので友達と変なポーズを取って遊んでました。昔風のアイドルとか。 

そしてフエでは世界遺産の王宮を観光。
けっこうこぶり。
フエでは6時間くらいしか滞在時間がなかったのですがちょうど良かったくらい。 

この日のフエは猛暑で、ベトナム名物氷あずき(チェー・タップ・カム)がめちゃうまでした。
屋台だけど評判のチェー屋さんがあったので初めてチェーを食べたのですが、2杯食べちゃった。
しかもこの日の夜の移動が深夜バスでなかったら4杯くらい食べたかったくらい。
値段は2000ドン(15円くらい)。
あー実家の隣に出来ないかなこれ。 

フエからハノイに向かう夜行バスでは夕焼けがすごくキレイだった。
「去年行ったカンボジアのプノンバケン(アンコールワットそばの山)よりキレイ」と言い合ってました。 
ちなみに深夜バスではちょっと狭かったけどラオスバスを経験しているので問題なく眠れました。
いい経験だったのかもしれない、ラオスバス。すっかり移動手段への要求レベルが下がった。

 6/27 
ハノイ着。なんと早朝5時とかに着。はやっ!
この日の夜にサパまで寝台列車で移動する予定だったので、泊まらないけどシャワーを使う&荷物を置くためにだけホテルにチェックイン。 
早朝だったのでほとんどのホテルが開いてなかったので開いてたホテルを適当に選んだ。でもこれが大失敗。

ここのホテルのマネージャーの質が最悪だった。
勝手に部屋には入るし(荷物が移動した形跡があり、洗面台が覚えもなく汚れていた)、約束したお湯が出ないしクレームをつけたら適当に修理をして結局お湯が出ない、ちょっと出かけたらブレーカーごと部屋の電源を落としてクーラーが使用不可になってた。 

そして注意したら「ちょっと待てって言っただろ!」と逆切れ。
しかも一泊分のお金を払っているにも関わらず「夜にチェックアウトするって言ってただろ!他の客がいるから出て行け!」と怒鳴り込んでくる始末。(ツアーの迎えがあと30分後来るって言ってたにも関わらず。ただの嫌がらせだろこれ。) 

ハノイでは前回もシクロで約束以上のお金をごねられたり、タクシーでめっちゃ遠回りされたりと最悪な思い出しかなかったのですが、さらに嫌な思い出が追加されました。 

この人は私の東南アジアの旅の中で文句なく一番最悪な人でした。 

仕方ないのでロビーでツアー会社の迎えを待って(でもこれも30分くらい遅れた。よりによって今日遅れなくても。)、列車で少数民族の住む高原のサパまで移動。 

高い寝台列車にしたので超快適でした。
シーツは清潔だし、列車は木で出来たコンパートメントだし。同乗者もカナダ系中国人(めっちゃ素敵でオシャレな紳士だった。)で和んだ。
ホテルのマネージャーのおかげでムカムカしてたけど、疲れてたのですぐ寝ちゃった。 

6/28 
9時間列車に乗って、1時間半バスに乗ってサパに到着。
サパは小さい街なのですが、町のどこを歩いていても山や棚田が見渡せて素晴らしい景色でした。
しかも少数民族が至る所に普通に居る。 
ツアー付属のホテルをキャンセルして、別のいいホテルに泊まるという変更が旅行会社の中でうまく連絡が取れてなかったようでちょっと時間はかかったものの無事ホテルにチェックイン。

 少数民族の村を訪れるトレッキングに参加したり街を散策したりしつつ素敵な時間を過ごすことが出来ました。

サパは大正解でした。 


6/29 
朝に友達が階段から落ちて足首を痛めました。
2段だけの階段がなぜかホテルのロビーにあったんですよね。 
もう今日はトレッキング無理かなー、昨日の筋肉痛取れてないしちょうどいいかも、とか思ってると、「せっかくだから行く」との頼もしい答えだったのでトレッキングに行くことに。 

4時間ほど歩き続ける行程だったものの、ずっと下りだったので割と楽に移動できました。
めっちゃ楽しかった。
ずっと絶景だったので、カメラとりまくり。 

そして少数民族が1人に対し観光客1人にくっついて道をガイドしてくれてた。
岩場で手を取ってくれたり。
最後にはその少数民族さんから75円くらいのプロミスリングを買う羽目になりましたけど、楽しかった。
 18歳で1児の母なんですよ。すごー。

 あと、道程で別のツアーのガイド(英語の話せる少数民族の女性)さんが「アタックおっぱい!」と言いながら胸を触ってきました。 
なんかのゲームだそうです。
私のツアーのガイドさん(この人も英語の話せる少数民族の女性)が「トゥギャザーおっぱい!」と私と友人が共同で、胸を触ってきた少数民族の女の子の胸を触るように言って来たので触ってきました。 

何やってんだ私。

そしてこの日の夜にまたVIPの寝台列車でハノイへ。
大満足のサパでした。

 6/30 
ハノイ着は早朝4:30でした。早いよ。
前回の反省もあったのでちょっと高いホテルにしようか、と愛想と設備の良かった17ドルの中級ホテルにチェックイン。 

「お湯も出るし良かったねー」なんて喜んでいると、会計の段になって「チェックインが早かったから1.5倍の値段を払え」と言われました。 
もう嫌だハノイ。 

2人で「そういうことはチェックインの時に言うべきだ!」と抗議。
向こうは「チェックインのときに対応した従業員は英語がほとんど話せなかったから仕方ない」と対応。 
でも向こうも値段は下げるけどある程度は余分に出せ、という姿勢を崩さなかったので、今からホテルを変えるのもめんどくさいし17ドルから3ドルプラスの20ドルで手を打つことに。 

交渉中、こっちは抗議してるのに「あなたは目が大きいねー」とか笑うものだからこっちも笑ってしまったりとなかなか面白いタフ・ネゴシエイターでした。
3日前の最低マネージャーは全く理屈の通らないことを言っていたのに対し、この人はまぁ話せば分かってくれたのでよかった。
その後も快適に滞在できたし、最後は笑顔でお別れできた。
これはこれで面白い経験だったかも。交渉の経験として。

そしてハノイをぶらつき、夜に友達を空港へお見送り。

残ったベトナム通貨で晩御飯をおごってもらっちゃいました。ありがとうー。

友人の飛行機は23時過ぎ発だったので、お見送りをゆっくりしていると私が深夜に空港から市内に到着してしまうこともあってせわしなくお別れしちゃいました。ごめんね。来てくれてありがとう。

結局ホテルに着いたのは23時30分くらいだったので早めに空港出てよかったかも。

という訳で再び1人に。 明日は早朝から中国入りです。
バス(19ドルだった)で中国の南寧という都市に移動です。 
南寧の地図もホテル情報も中国人民元も手に入らなかったけど、まぁなんとかなるか。(ひきつった笑顔で)
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翌朝7時に起床し、ダナンからホーチミンに向かう列車に乗るべくホテルをチェックアウトしました。

ダナンはベトナムのほんとに中部の町で、南のホーチミンから1000キロ、北のハノイからも1000キロです。
友達が日本から来てくれるのですが、その飛行機が着くのがホーチミンなのでとりあえずホーチミンに行かなくてはいけないのです。

で。

親切なホテルの人が駅に電話をしてくれまして。

「今はベトナムは夏休み&大学受験シーズンで混んでいる。一日8本ある電車も、チケットがあるのは夕方5時の夜行のみだ。しかも椅子で、そして値段も高い。」

まじですか。

夜行なのに椅子ですか。
でも8本ある電車なのに椅子も寝台も全部満席というのが信じられない。
ホテルの人と色々話していたら、そのホテルに宿泊している日本人客と話してみる?ということに。

そして会ったのが石川さんでした。
石川さんはダナンの日系企業で働き出して7ヶ月目で、現地に進出している日本企業のサポートをしているらしい。今は出勤前なのにめちゃ親切に相談に乗ってくれました。

しかもその後一緒にバイクで駅まで連れてってくれて、さらに現地人も動員して15:44発の一等寝台を確保してくれました。
ああ、ほんとありがとうございます。

その後、ずっとベトナム通貨がなかった私のためにATMを探してくれ(今までどこの国でもATMに困ったことなんてなかったのに、まさかベトナムで困るとは)、会社にも連れて行ってくれ、市場でご飯をおごってくれ、なおかつ海辺をツーリングしてくれました。

なんていい人なんだ!!!

そこでベトナムの裏事情をたくさん聞き、たくさん話し、お別れしました。
ものすごい楽しかったし、刺激になった。
素晴らしい出会い。

こちらもお礼に日本食をプレゼントしました。(お礼になっているのか微妙だけど)
ホテルの人はとても親切で、一緒にベトナム航空や駅にも連れてってくれました。

あー、癒される。
一般的にラオス人は人が良くて、ベトナム人はあまり良くない、というイメージだったのですが、ベトナム人の方がいいかも…。と思いました。

ちなみに一等寝台のシーツは薄汚れてました。
タイより高かったのに。
タイの方がきれいだったし快適だった。
うーん、やっぱりタイは東南アジアの中では別格なのかも。

でもエアコンは効いていたし、何よりバスと比べたら天国です。
一緒のコンパートメントになったご家族とは水をもらったりお菓子をもらったり、私も牛乳をあげたり(ラオス人にもらった)と交流できました。いいかもベトナム。

列車もちゃんとオンタイムで到着。予定時間の4分前。バスに比べたら天国です。

そして現在は無事にホーチミンにいます。
徒歩でぐるぐると市内観光したり、友人と旅行する予定の交通手段を手配したりしてました。

明日は友人がホーチミンに来てくれて、約10日間でベトナム2000キロを北上します。
楽しみー!
ラオスバスですっかり日本人が恋しくなったのでいいタイミングでした。
なんかラオスバスがトラウマになってる。
更新久しぶりです。
更新がない間、なかなかひどい目に遭ってました。

6/19にバンビエンからビエンチャンに移動し、夕方にビエンチャンからベトナムの中部の都市であるダナンに移動というスケジュールでした。

ビエンチャンに着いたのは4時間半後。
3時間で着くと全員行っていたのに、行きも帰りも4時間半。
もう4時間半と初めから言ったほうがいいような。

それはさておき、ビエンチャンでは喫茶店で日本人男性に会いました。
オーストラリアからのワーホリ帰りについでにアジアを周遊しているそう。
Fさんと同じだ。そういう人多いのかしら。

「今日って何日の何曜日っすか?」と聞かれた。何時じゃなくて何日。
長旅って怖いな、と思いました。

そして6時前にバス乗り場までトゥクトゥクで連れてってもらいました。
24時間乗る予定のバスと初対面です。
見せてもらった写真ではダブルデッカーでVIPバス。
このために安いバスは18ドルのところを22ドルも出しました。

目の前にあったバスは、VIPバスというか、貧乏人(V)、一文無し(I)、プー太郎(P)バスでした。
ヒュンダイのバスなんですけど、写真で見たバスとの共通点はバスであるという点だけ。

バスというかミニバス。
そして走行距離も不明な、まぁ少なくとも20年は毎日走ってボロボロになったバス。
4列椅子があるのですが、ミニバスに4列もあるので当然ぎゅうぎゅう。
そして前の座席も近くて足を崩すどころか普通に座った姿勢でひざが前の席に付くほどぎゅうぎゅう。

あとなぜか後ろ1/3の座席がとっぱらわれてレッドブルというジュースが山のように積まれている。
これローカルバス以下じゃん!
半分貨物バスじゃん!

そして先客の荷物もえらいことになっている。
まず鳥。ぴよぴよぴようるさい。
そしてドリアン。勘弁してください。
床には果物の皮が散乱している。
なんか濡れてる。
通路にも荷物を置いていて移動が難しい。

エアコン完備だと聞いていたのに、もちろんエアコンは付いていませんでした。
そして明かりもありませんでした。

これに24時間…?
目の前が暗くなりました。

これ、普通に騙されたと思うのですが、でもみんな騙してるつもりはないような笑顔。
バスのチケットを買ったお姉さんの笑顔からは悪いオーラなんてまったく感じられませんでした。
ラオス人の笑顔って一体…。

でもこれ以外にラオスを出国できる手段がないので、無言でバスに乗り込む。

そして6時出発と聞いていたのに「7時」と言われ、じゃあ、と7時前からくそ暑いバスの中で待ってたら、結局出発したのは8時半。もう出発前から気分最悪。

バスに乗り込んで来たのは全員30代から60代の現地人男性でした。(あと現地人女性が1人)
これツアーバスじゃないじゃん!

全員乗り込んで出発したとき、ようやくクーラーが入りました。
10分後、切れました。
まさかこれが「エアコン完備」ですか…?

そしてようやくバスは走り出します。
私の隣に男性が来ようとしたのですが、こんなぎゅうぎゅうの状態で男性とぴったりくっつくなんて嫌過ぎる。
「女性をお願いします!」と英語で言ったのですが通じず、結局私は一人で2席を使えることになり、比較的ましに寝ることが出来ました。
でも夜中じゅうラオスポップスが大音量で鳴ってました。耳栓しててもなおうるさいほどの音量。
そして寝てるうちに頭の上に針金が落ちてきました。

翌朝、8時にベトナム国境に着きました。
入国審査官がパスポートを返す際に賄賂を要求してきました。
払わないとパスポートは返さない、です。
結局払わざるを得ませんでした。初賄賂です。

そしてベトナムに入国し、何人か降りて少し楽になり、景色も素晴らしかったことから気持ちがようやく和んできました。
周りはバスの乗務員含め全員英語が話せない人ばかりでコミュニケーションも何もなかったのですが、牛乳をくれたり、バナナ風味のもち(めちゃまずかった)をくれたり、なぜか私を写メールで撮ったり、私のパスポートにキスしてきたり、果物をくれようとしたり、ベトナム通貨を持っていない私にお昼ご飯をおごってくれようとしたり、好意は示してくれてました。

ですが。

更なる悲劇はその後に。

和んで1時間もしないうちに、15人以上のベトナム人が乗ってきました。
ええ!?
なんで!?
これツアーバス(名目上)でしょ!?

第一席なんて5席くらいしか余ってないのに。
…余った人はレッドブル(ジュース)の箱の上に乗ってはりました。それでいいのか。
で、そこで、荷物置き場に私のバックパックが置かれていたのですが、みんな平気で土足で踏んでいく。
というか土足で私のバックパックの上でくつろいでいる。
そりゃジュースの箱に比べたら柔らかいけど。

「やめてー!」と叫ぶ。
もう嫌になってきた。

そして私の隣に座ってきた人もひどかった。
まず靴を脱ぎ、足の裏がめっちゃ汚れてたのですが平気でこっちに向けてくる。
(というかあと4センチというところまで迫ってた)
寝だしたと思うと腕や足がこちらにガンガンぶつかってくる。
姿勢を変えるときは私の太ももを押して変える。
私の肩も平気で触るし、私の椅子の1/3は常に使ってる。
「触らないで!」「向こうへ行って!」とまた日本語で叫ぶ羽目に。

寝てるんだから仕方ないだろ、みたいなジェスチャーをされたのですが、まったく仕方なくないです。
ほかの人も汚い素足を前の座席の上にほうりだして、しまいには「カーッ、ペッ!」とタンを吐き、もうさながら地獄絵図。

もう嫌だ。早くダナンに着いて。
それか日本人の友達が隣にいてほしい。こんな状況で一人はきつい。

ダナンには18時着のはずだったのですが、その辺の時間に晩御飯が始まりました。
「ダナンには何時に着くの?」とダメモトでバスの乗務員に英語で聞いてみたところ、時計の八時を指差して「八時」と言っていたので、通じた、とほっとしました。
2時間遅れならまぁなんとか。

8時。
「HUE(フエ)」という看板が目に入ったときにはクラクラしました。
フエ…ダナンから北に100キロほど行った都市。

結局ダナンに着いたのは22時15分。
知らない町で真夜中に一人でほりだされる私。
しかも直前に「このホテルに行って」と住所を渡して「OK」と答えたにも関わらず、まったく関係ない場所で下ろされました。

ラオスバス。
もう二度と利用しない。
というかラオスには鉄道もまともなバスもないので、鉄道やバスが整備されないうちは二度と行かない。

その後は、持っていた米ドル現金のパワーでやっとまともなホテルに宿泊できました。
ダナンのベトナム人にはかなり親切にしてもらいました。苦あれば楽あり。

以上、私の過酷なバスの旅の報告でした。
はー、長くなってしまった。

昨日はもう虫がすごいことになってて刺されまくりました。
白いダブルベットなのですが、正体不明の数ミリから1センチ程度の虫が払っても払ってもどこから湧いてるのかと思うくらい。

そこには蚊か何かが混ざっていたようで、手先を中心に顔まで刺されました。
かっゆー。。。

川べりだから?
一応高いホテルなのに(ここでは)。
枕をめくったら黒い点々が無数にあったときはもうどうしようかと思いました。

東南アジアでは一番刺された。
最終的には持参のアルミシートを敷いて寝ました。

そしてお昼前から隣や下の部屋で工事が始まって超うるさい。
見てたらエアコンを取り付けようとしているみたい。
新築って書いてたけど、まだ作ってる最中ならお客を泊めないでよ!
静かにしてって言ったらそれは出来ないというようなことをいうし、なんか日本とは常識が違うと痛感してしまう。
Fさんは遊ぶなら外国だけど住むなら日本と言っていて、その理由を「自分の常識が一番通じるから」と言っていたけどそれもそうだと思う。

チューブくだりをしてみたけど、なんか途中でバーがたくさんあって音楽の音が超うるさい。
欧米人が9割以上なので仕方ないかもしれないけど、ここでの欧米人は特にうるさい。
街中でもレストランからは音楽や映画の音で溢れているし。

そしてホテルの料金を払おうとしたんだけど、トラベラーズチェックにサインをさせた後で20%以上のコミッションを取ると言うし。
そんなこと始めっから言えよ!
「あなたはサインさせる前に私に言うべきだ!」
と怒ったのですが、「どこもコミッションは取る」と論点の違うところを言い出すし。

ドル建てで30円ほど不足したのですが、「ディスカウントしてあげる」と言ってきたので、現金で30円ほど払いました。
「あなたにディスカウントなんてされたくない!」
そしたら「もっとくれ」とニコニコしながら言ってくるし。

昨日韓国人さんをぼっていたトゥクトゥクも笑顔だったし、なんか駄目な人も笑顔だ。ラオス人の笑顔の意味が分からない。

ちなみにお昼ご飯を食べようと入ったレストランには麻薬があった。
店を出た。
駄目かもしれない、バンビエン。

今はビエンチャンから4時間くらいのバンビエンという町にいます。
15分あれば端まで歩けるような小さな町だけど、私としてはピーピー島と並ぶくらい魅力を感じました。

見るところは何も無く、あるのは自然だけなんですが、こういう町って意外とないんですよね。
東南アジアはどこも結構都市化されてて、たまに自然があっても観光地化されててちょっとげんなりだったり。

その点ここはのんびりするには最適です。
物価も東南アジアで一番安い。

結構普通のホテルが1ドルとか。一番多い価格帯で2ドルから3ドル。

私が泊まったのは新築でリバー&マウンテンビューだったので6.5ドルなのですが、これでも安いと思う。
眺めがすばらしいです。
下にはメコン川、目の前には中国風の山がどーん。霧がかかって雰囲気ばっちり。
ふもとには田んぼが広がっていて、道の真ん中を牛がぶおーぶおー言いながら歩いてる。

写真をアップできないのが残念。

ラオスほんとに魅力のある国です。
ラオス帰りの人がみんな「何も無い国だけど、いい国だったよー。ぜひ行ってみて!」と言うのですが、私も同じです。

明日はチュービングといって、浮き輪に乗って川の上流から3時間くらいひたすら下るというバンビエン名物があるのでそれをやる予定。

その後はひたすら私のホテルのすばらしきテラスで景色を堪能しながらマンガを読む予定です。
(なんかおいしんぼが10冊1ドルで貸し出してた)

Fさんとはさきほどお別れしたのですが、韓国人女性さんとは相変わらず仲良しなので、明日はまた一緒にご飯を食べます。
今日はヨン様は実際いかがなものなのか、について討論しました。
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プロフィール
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なおこ
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自己紹介:
大阪出身の25歳女です。
世界一周中です。

2007/5/6にバリ島へ出発して、
アジア→ヨーロッパ→中東→アフリカ→南米アメリカ
の順で、1年間かけて世界一周しています。

滞在予定国数は40カ国です。
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